生産管理課 三宅基之のブログ

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経験値

問題が起こった場合、そのような結果になった原因が必ずあります。農業の場合は自然相手(水耕栽培や植物工場もありますが)で様々な状況に対処しなければなりません。昔は、生産者の経験値が100%でしたが、近頃ではデーター管理が一般的になっております。データーを蓄積してその時々の気候に合った栽培管理を行うようになってきました。だからと言って経験値は必要でないかというとそうではありません。微妙な温度や湿度、日照によって生育状況が変わることをAIではまだまだ判断できません。

こんな話がありました。雑誌で読んだのですが、優秀な生産者のイチゴ農家が、代が若手に変わり、AⅠを使った栽培に切り替えました。ある時、葉の状態が悪いので温度などを確認したところ設定温度に間違いがない。先代がやってきて葉の状態を確認してから、温度を2度上げるようにアドバイスし、その通りにしたら葉がよみがったそうです。

我々はどんなに農業技術が進歩しても生産者としての経験値は体で、五感で覚えるように努力をして行かなければ、完全にAIを生かすことが出来ないと思いまます。

私はまだ丹波に来て1ヶ月、朝の圃場点検は、出来るだけ私が率先して行うようにしております。葉の状態、土壌の水分状況、虫や病気が入っていないかチェックし記録していきます。これも続けて行けば経験値として残っていくと思います。その為には意識して観察点検することだと思い、気合を込めて行っているのですが、なんせ時間がかかります。新しいハウスは他の人にお願いするのですが約40棟見るのに1時間30分かかっております。(ベテランの従業員は、60分以内で済ませます。)

時間が掛かっていることに関して自分の観察が劣っているなどという気は毛頭ありません。丁寧に見ることによって自分の経験値が上がっていくことが大事だと思っております。

丹波野菜工房の皆さんご迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願いいたします。