三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

シンポジウム

昨日、『機能性表示食品の届出制度に関するシンポジウム』に参加しました。

場所は、農林水産省の7階講堂

機能性表示食品の取得に関しての取組事例の説明を5例聞き、それに対する質疑応答とその後パネルディスカッション、5例とも補助金を使っての取組、質疑応答で「補助金がなかったら取組ができていましたか」という質問に対して、「取り組めなかったかもしれない…」この回答が本音だと思います。

取組事例の中で、本来生産者で機能性表示食品の認可を取得していただこうとしたらいいのですが、生産者の方々が、それに対してのメリットがないということで、加工会社が所得を目指したという話をしておられたのは、印象的でした。

質問する内容を考えて準備をしていたのですが、先にその回答をパネラーである大學の先生がおっしゃたので質問できませんでした。その内容が、「本来すべての野菜に機能性の成分が含まれている。農水省の方にお願いしたいのは、もっと野菜・果物個々の機能性をアピールするような動きをしていただきたい。その先に機能性表示がある」

その通り、すべての野菜に機能性の成分があるのになぜわざわざ機能性表示をする必要があるのか、販売する側としては、付加価値がつくので認可をもらった方がいいでしょうが、実際、大豆のイソフラボンで加工食品ですが、認可を取る前と取った後の売り上げは、認可前4億、認可後10億だそうです。恐るべし!

もう一つ感じたのは、認可を得るには、生産者、販売業者、大学、行政ががかかわらなければなかなか認可を取るのが難しいということです。

将来的にはわかりませんが、今のところ当社では、機能性表示の認可に関しては考えておりません。

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皆さん、結構遠方から来ておられました。