主人公である4歳のくんちゃんに妹(未来)ができたところから話が始まります。
くんちゃんは両親の愛が未来に注がれるのに嫉妬して、ある時未来をおもちゃで殴り、母親に怒られたことで泣いて庭に飛び出します。そこからくんちゃんの冒険が始まるのです。
未来から来た妹、過去のひいばあちゃんやお母さん、ひい爺ちゃんにあっていろんなことを学びます。未来のくんちゃん自身にもあいます。
この映画で伝えたかったことは、最後に未来がくんちゃに語る言葉に集約されておりますので、一部紹介いたします。
「ほんのささいなことが、積み重なて私たちを形どっているんだ」
要は、祖先がいたから私たちが存在し、私たちのささいな行いが未来を作り出すということ、だとすると今を生きている私たちはより良き未来を作るために何をすべきか、すべての人が考えなければならないということになります。誰が、世界をまとめるというのではなく、個人個人が責任をもって行動することが大事ですね。(自戒を込めて)
この映画で、ほかにも気に入ったセリフがあります。
くんちゃんがひい爺さんと出会った時、ひい爺さんがバイクに乗るかと聞くのです。当然ひい爺さんが運転してですが、くんちゃんは嫌がります。その時にひい爺さんの言った一言にしびれました。
「最初にも最初がある」
そうなんです。何かに挑戦することは、その人に取っては初めてなんです。そこを一歩前に踏み出せるかどうか、その行為で人生は決まると言っているよう気がします。
『恋は雨上がりのように』『未来のミライ』と良い映画を観させていただきました。
皆さんは、どんな休日をお過ごしでしたか、