三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

長雨と日照不足

生産者の生活を奪うのに刃物はいらぬ「長雨と日照不足が続けば困窮する。」すいまん言葉の選択が悪くて、

夏場におけるベビーリーフの栽培期間は、アブラナ科で14~18日(冬場は30日~40日)、生育期間が早い分、葉が薄くなり重量は冬場の半分になります。そこに日照不足が続くと光合成が促進されずペラペラの葉になってしまい傷がつきやすく、品質も極端に悪くなります。赤伝が増える。

また。梅雨における水の管理は非常に難しいです。1週間後、数日後、前の日と数時間後の天気をネットで調べ、そこに土質、水持ちのいい土かそうでない土も考慮して打ち水や灌水の時間を決めるのですが難しく、厳しい言い方ですが、技術のない生産者は必ず失敗します。毎年です。

もう一つの要素としては、土作りができているかどうかも重要な要素になります。土作りができてない圃場は話になりません。

この時期、光合成を促す液肥などを散布する生産者もおられますが、メーカーさんには申し訳ないですが、価格の割にはそれほど効かないと思います。(ごめんなさい丹波で試した結果です。使用の仕方が悪いのかも)

真夏の方が対策がとりやうので栽培しやすかもしれませんね、日差しは厳しいですが、

これから梅雨が明けるまで相当厳しい栽培が続きますが、踏ん張ってください。

応援しかできませんが、

 

 

季節の野菜

二日前に生産者からトウモロコシとズッキーニを送っていただき、本日は新人と訪問した生産者の方からトマトをいただきました。

 

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会社の皆さんに分けるほどの量もなかったので新人と現場の二人、私で分けました。少し私が多くいただきましたが、役得です。

話は、トマトの栽培になりますが、私は以前、ベランダでトマト栽培をしていたのですが、どうしてもトマトの尻が腐っていくチップバーンの症状が出て3年ほど頑張りましたが、ベランダでの栽培はあきらめました。

チップバーンとはカルシウム不足で起こる症状です。

トマトをいただいた生産者さんも4年ほど前にこの症状でほとんどのトマトがだめになりました。といっても作業員や家族の為に作っているだけですので生活に支障をきたす訳ではないのですが、本人はショックだったようです。しかし、そこは職人肌の農家さん、次の年からはいつものようにおいしいトマトを作っております。

会社の皆様には申し訳ないのですが、明日はその美味しいトマトをいただきます。ありがとうございます。感謝です。

 

選択技

改めて羽生善治永世七冠が書かれた『大局観』という本を読んでいます。

実は、一度読んでいるのですが、改めて読むと大変参考になることが多く、なかなかページが進みません。以前読んだのは53歳の頃、その時を今とでは完全に受け止め方が違います。自分の口で言うのも何ですが、明らかに53歳の時より考え方が上の段階にあるような気がします。気のせいでしょうか?

昨日読んだ章でこんなことが書かれてました。相当はっしょて書きますが、対局の難しい局面で選択肢が多いと迷いが多くなる。深く考えても迷う。その時は直感というか好きな手を選ぶそうです。その手が最良の手だと信じて、

羽生さんは、こんなことも書いておられました。例えば、人は「あの時にA社を選んでいれば、もっとやりがいのある仕事ができて、給料も今よりずっと多くもらえたのに」と思ったり、「今の夫ではなくB君と一緒になっていたらば、もっと幸せになれたのに」と後悔してしまうのだ。

しかし、A社を選んでいたらリストラにあったかもしれない。B君を選んでいたら今より不幸だったかもしれない。結局はその時、選択したことが人生で一番良かったと信じることだと、

よく言われることですが、今いるところで人間は一生懸命生きていくしかないのです。

改めて再確認させていただきました。羽生先生ありがとうございます。

 

大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書)
 

 私が読んだのは2011年に初版されてた本です。

花の効用

従業員が通る通路の花が変わりました。

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初夏らしくさわやかな花です。

いつも飾ってくれる女の子に聞いたところ「父の日と初夏」がコンセプトだそうです。

相変わらず花の名前は知らないとのこと、最近聞いてくれるなオーラ全開です。そこでまたネットで調べたところ、ネモフィラ、ブルースタ―、ジャスミン、ではないかと思います?花言葉は、許すとか、幸福とか、愛らしさなど・・・

いつも思うのですが、花があるのとないとでは、なんか和むというか安心感が出てくるのはなんなんでしょうかね。

いつも作業員との朝礼や現場に入る時、花がお出迎えしてくれます。

現場ではなにがしかの問題が起こっており、さすがに足が遠のきそうになりますが、最初に決めた私のルール、問題には真摯に向かい合い、解決していくことを守るため現場にむかうのですが、その時に観る花にどれだけ勇気づけられているか、

黙ってたたずんでる美しさ、しかし、朽ちていくはかなさ、いろんな意味で人生を感じさせます。心優しいNさんいつもありがとう。

中干

梅雨の中休みか、天気がとてもいいです。定例会議で丹波に来ています。

神戸は明日の昼頃までいい天気が続きますが、夕方から下り坂、梅雨だから雨も降ってもらわいと困りますが、豪雨は堪忍です。

稲も分けつ期に入っており、(分けつ=株が増えること)田んぼの水も徐々に少なくなってきたていました。

これからは分けつも進むので、途中分けつを止めるために中干をします。

地面に少しひび割れができる程度に乾かします。中干は、分けつを抑えれためだけではなく、一度地面を乾かし固くすることにより刈り入れがしやすくなります。

偉そうなことを書いてますが、苗作り、田植え、収穫は当然何回も経験しておりますが、水の管理はしたことがないのです。

よく義理の父が「水の管理が一番大切だ」と言ってました。生き物はすべて一緒、手間暇かければ必ず応えてくれます。大きな災害に遭わず順調に育ってください。

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サギが食事に来ておりました。のどかです。

 

現場の仕事

月曜日の朝は、全体ミーティングがあります。九州、東京、北海道の各営業所とライブオンでのミーティング、最近はZOOMを使って在宅勤務の人たちも参加してのリモートミーティングを行っております。

ミーティングの内容は、当然企業秘密ですが、私が品質管理で現場に入るようになってから作業員の意識、習慣を変えるためにこの半年間いろんなことをしてきました。

そして、時間はかかりましたが、徐々にですが作業員の意識や習慣は変わり始めております。

このブログで何回も書いてますが、作業員の方々にはスキルの高い人も多い、彼女彼らの意識が変わればもっとすごい仕事をしてくれると私は確信しております。

私は、あえて朝のミーティングで職場の話をするように務めております。正直、作業員の活躍に関しての話は少ないですが、今後は彼女彼らがどうベビーリーフと向き合っているか、もっともっとミーティングで話をしていきたいと思っております。現場の人間も会社を支えていることを知ってもらうために、

 

成長途中

黒豆の芽が出そろってきました。

そして不ぞろいですが苗も成長しておりま

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久々に陽があたったので苗もすこし元気になったでしょうか、まだ芽が切っていないセルもあるので少し心配ですが、ダメな場合は以前ブログにも書きましたが、直接種を圃場に植えます。

昨年も20ほど直植えをして見事育っております。帰りにまたパスライト掛けて会社を出ました。激しい雨でセル内の土が流れないように、