北海道出張で帰るフライトが遅かったこともあり、商談の後余市に連れて行って頂きました。
5年ぶりにニッカウヰスキー余市蒸留所に行ってきました。取引先の人と4人で約40分間の見学ツアーに申し込み、かわいらしい女のガイドさんの先導でウヰスキーができるまでを勉強しました。
その後試飲、余市のシングルモルトとニッカウヰスキーとアップルワインを頂きました。個人的にモルトウヰスキーのスーパーニッカが美味しかったです。
製麦 → 乾燥 → 糖化 → 醗酵 → 蒸留 → 貯蔵・熟成
私が興味があったのは蒸留、石炭直火蒸留という蒸留の仕方は日本ではここだけ、世界でも珍しいやり方です。このやり方で重厚でコクのあるモルト原酒を作っています。
熟練の技がいるそうです。窯の温度は1000度まで達します。
蒸留は、通常春と秋にしか行わないのですが、現在朝の連ドラ『マッサン』の放送以来ウヰスキーが売れて品薄状態、そこで今年は1月から蒸留作業を始めたらしいです。それが商品となって出てくるのは10年~15年後、「ひょっとして今年の蒸留したウヰスキーを私は飲めないかもしれない」というと、取引先の社長が「仏前に供えます」といい、ガイドさんに大うけ、喜んでもらえましたね~!
初留蒸留、アルコール度数20度 再留蒸留でアルコール度数63度になります。
この時のウヰスキーの色は透明色、樽に入れられ熟成される過程で色がついてくるのです。年数がたつと樽の中で熟成と共に蒸発していきます。そのことを「エンジェルシェアー」と呼ぶのです。素敵な呼び方ですね。
ブラックニッカの髭ずらのおじさん、“キング・オブ・ブレンダー”と呼ばれている19世紀に生きた実在の人物です。
最初にニッカが発売したウヰスキーの写真を載せて今日は終わります。もっと書きたいことはあるのですが、ぜひ北海道に言ったときには余市蒸留所にお寄りください。決して損はさせません。