以前書いたハウスの増設ですが、5棟すべての骨組みが出来てきました。
見えにくいですが、ハウスの内部、上に前後2本のパイプを通しております。2本とも遮光ネット用です。
下のパイプにつける遮光ネットは、自動で広がり閉まります。役目は播種後、土壌の表面の乾燥を防ぐためです。または日焼け防止の役割をはたします。
上の遮光ネットは、ハウス内の温度を高くさせない為です。特に収穫を予定しているハウス(特に夏場、)に関しては朝から張ります。それでも真夏は40度を超えて来るから植物も人間も午前11時頃までが作業の限界ですね。
古い単棟ハウスは高さ的に内とハウスの外に遮光ネットをかけることしかできません。
ただ、内張りの遮光ネットは半数近くは、自動化になっています。これだけで今までの労働時間の内、相当な時間を占めていたので、その余剰時間を別の仕事に使うということでしたが、なかなかそうはいかないです。
後の半数以上は今年の4月以後に自動化していく予定をしておりますが、結構お金がかかる割には費用対効果が見込めるのか、きっちり議論しなければと思っております。
いつも思うのですが、農産物の販売価格は一向に上がりません。そこに大きな投資を続けて成り立つものかどうか、野菜工場と言われる農場が増えておりますが、現実、経営はどうなのか疑問ですね。
私の知り合いが7年ほど前に1部圃場を水耕栽培にしましたが、償却が終わる今年に水耕栽培は止めると言っておりました。大きな損はしていないがランニングコストがかかりすぎるというのが理由みたいです。
今後、余分な投資はしないか、いや人手不足などを考えるともっと投資をして効率の良い農業にしていくべきなのか、本来であれば後者だが、本当に効率が上がるのか、どう検証するのか、考えるだけで頭が痛いよ~。
このことは、社長が考えるべきことなので私が頭を悩ます必要はないのですが、