三宅基之のブログ

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金メダリストの指導

BSで大好きな奇跡のレッスンを前編、後編を一気に放送しておりました。再放送だと思います。

長野オリンピック500m金メダリストの清水宏保さんがコーチとして、青森県の公立高校のスケート部を一週間指導する話、

部員は5人、全員中距離、長距離の選手、清水さんはコーチとしての経験はありません。自分でも言ってましたが全くの素人、その清水さんが高校生を指導して大会でどんな成績を出したか、指導後の大会の結果もテロップで出てきます。

彼は言います。短距離も長距離もやることは一緒、

先ず、生徒に夢と目標を聞きます。夢は大きなものでそれを実現させるたに目標を立てる。そして夢を持っていない生徒に「今決めようか」と言って決めさせるのです。

その後、5人の滑りを見て各生徒に直すべき点をズバッと言って直していこうというのですが、レッスンの後で生徒の生の声が入るんです。

「大会前にありえない、テレビの企画かもしれないが言うのとやるのは違うから、俺のスケート人生終わったわ」「どうゆうこと今からフォームを直せということ、」ごめんなさいこのような内容だたと思います。

次の日、清水コーチが生徒と一緒に滑って口で言ってたスケートの返しを実際に見せるのです。そうすると生徒はコーチの返しを見ながら真似をしてすべるのですが、滑り終わった後、コーチの返しをすごいと一気に信頼をかちとり、彼の言うことを素直に聞くようになる。

前半のレッスンが終わり、次の1ヵ月後に会う時までにやるべきことを書いた巻物を1人1人に渡して北海道に帰っていきます。

彼らは自分達の課題に取り組み、後半のレッスンが始まります。

清水コーチは彼らの滑りを観た時、前回と全然違うことに驚きます。

そしてレッスンの最後は、青森県の大会がレッスンの場となります。彼は生徒たちに言うのです。「大会がいろんな技術を試す場所でもあると」

結果は、1人は10000mで大会新で優勝、自己ベストを出した生徒が3人、自己ベストには及びませんでしたが、次につながる滑りをした人が2人、

彼は言います。「結果に満足せず次を目指して欲しい。金メダル選手でもそれに満足せず次を目指して練習している。」と、これで授業は終わるのですが、

番組最後のテロップでその後行われたインターハイで、なんと全員が自己ベスト、そして10000mに出た生徒は優勝、そして全日本選抜に選ばれました。

その生徒は、最初のレッスンで「日本代表としてワールドカップで活躍する選手になること」と語っており、夢に一歩近づいたんです。

常々ブログでも書いていますが、誰から習うか、師匠選びは大事です。

まだまだ伝えたいことがあるのですが、十分長くなったので失礼します。