三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

電車内

昨日の続きになりますが、電車内では本や新聞を読む人、スマートホンをいらっている人、車外の景色を眺めている人、話をいている人、様々です。

その中で気にかかることがあります。親子で乗車してきた母親が、乗車中、子供が横にいるのにスマートホンをずっと操作しており、会話がないのです。ひょっとして外で食事をしている時でもスマホいじっていると想像すると、この子供はどのような大人になるのでしょうか、少し心配です。

わたしは、子供が小さい時には、娘が一生懸命話してくるのをほとんど聞き役に回り、ところどころ質問したり、褒めたりしていましたが、90%話をきいていました。

何が、正しいかわかりませんが、子供とは会話を楽しんだ方がお互いによいですね!

児童虐待

何年前からだろうか、子供を連れている母親を見ると愛おしさを感じてしまいます。

本日、am11:00頃から石田会長が大阪で講演をするので聞きに行ってきました。その時の事は後日書きます。

大阪に行く電車の中で3歳の男の子とそのお母さんが私の前に座っておりました。子供が窓の方を向いて一生懸命お母さんに話しかけているのです。お母さんは頷いたり、質問に答えたり、その間も優しい目で隣にいる息子を見ており、時たま頭を撫でたり、その光景を見るともなく見ていると、「今、電車内で何が事故が起こっても見知らぬ親子を守ろう」という感情が芽生えました。

帰りの電車の中では、私の前に7歳ぐらの男の子とお母さんが座りますした。なぜか男の子に「こんにちわ!」とあいさつすると、男の子も「こんにちわ!」とあいさつを返した後から、結構私にしゃべりかけてくるのです。
男の子、「大阪城に行ってきた。」
私、「城が好きなの」
男の子、「うん。これから明石、姫路にいく」
私、「そっか、楽しみやな」
それから結構しゃべったのですが、途中から子供もお母さんも大阪城で疲れたのかよく眠っておられました。
子供は神様からの贈り物とよく言われますが、その通りですね、他人の子供でもこんなに愛おしく感じるのに、なのに、最近では児童虐待で子供が亡くなったというニュースが非常に多いのはどうして、聞くたびに心がいたみます。
たった数年で命が尽きるのです。それも実の親から命を取られるのです。
昔、嫁に里子を受け入れようと提案したことがあるのですが、「自分の子供でも大変やのに無理!」と断られてしまいました。
今、私が出来ることは 「全世界の子供たちが幸せになりますように」 祈るしかできません。

田舎に暮らして

私は、昔から田舎にあこがれを持っております。

おふくろは鳥取出身で、小学生の夏休みや春休みは、必ずおふくろの実家に行っていました。

現在のおふくろの実家は、トイレも水洗、風呂もガスです。水も水道水ですが、私の小さいころは、トイレは家の外、お風呂も外で五右衛門ぶろ、トイレ・お風呂とも電気がなかったので、明かりはロウソク、水道がなく、手動ポンプで地下水を使っており、今思うとすべての事にわくわくしておりました。

食事は、夏の野菜が満載、その中で好きだったのは酸っぱいトマト、今の子ども達は食べることが出来ないと思いますが、当時は、地下水で冷やしたトマトが美味しく感じたものです。今食べたらまずいと感じるかもしれませんね。

街灯がないので満天の星空を眺めては子供心にも感動を覚えました。ほかに川遊びや魚釣りと楽しい思い出ばかりです。

今、丹波に住んでみて、やはり生活の面では楽しんでおります。最高です。

ただ、情報と言う面では、こんなにSNSが普及しているのに、あまり入らないような感覚を持っております。特に私は、田舎暮らしを満喫するためテレビやインターネットの環境を作っておりません(丹波野菜工房の事務所のみインターネットが使える状況)

神戸の事務所まで、たった1時間半の距離ですが、なぜそのような感覚に陥るのか、ひょっとしてですが、人と接する機会は都会より多いのですが、知っている人ばかりで(ごめんなさい)多くの人達との接触があまりないことが、そのような感覚になるのではと、私なりの分析をしました。たくさんの見知らぬ人とすれ違うだけでも違う。時間の流れが速く感じる。すべて感覚なのですが・・・・・

でも、私は丹波が好きです。神戸の家にいるより丹波の家の方が落ち着きます。

決して、嫁や娘が怖いからではないですよ。(汗)

これからも丹波山南町の皆様宜しくお願いいたします。

昨日の私と今日の私

以前、ネットで「後100日で何が出来るか、」という記事がありました。

確かインタビュー形式の記事です。聞かれている人は30歳の男性で、トライアスロンの大会がある100日前に挑戦を決め、見事完走を果たします。彼が言うのには、「自分の不得意な部分などを克服するために、積極的にトライアスロンの選手たちと交流を持ち教えて頂いた。」そして大学院への進学へも挑戦します。

インタビューの中で、受験「100日でできること」に挑戦する人に伝えたいことは?

という質問に彼が答えた全文を紹介いたします。

何事もポジティブに楽しんでほしいですね。後は人と比べるのではなく昨日の自分と比べるのが良いのではないでしょうか、100日で達成できるのかはあまり重要でなく、小さなことでも100日間自分に勝ち続けるということ、その経験が重要であり、価値のあるものだと思います。

 「昨日の自分と比べる」という言葉が胸に刺さりました。

 

なんでもいいのです。昨日までできなかったことが毎日続ける事によって出来るようになったとか、(これは100日間自分に勝ち続けることにもつながりますが、)昨日まで知らなかったことが、今日の私は知っているとか、

昨日の自分と比較する一番いい方法は、日記を書くことだと思います。私は日記形式ではないのですが、私がコンサルを受けた先生のまねをして、“日々刻々の記” をつけています。これは備忘録ではなく、その時気が付いたことや、本・雑誌で気に入った言葉、文章、人と会って話をすることによって気づいたことなどを、時間など関係なく思いついたら書くようにしております。(備忘録にもなりますが、)

日記はおすすめです。ぜひ受験生、なにかに挑戦している人は書いてみてはどうでしょうか、

 

種子

2年ほど前、輸入のビートの種子から赤さび病が発見され、輸入が一時ストップ、ビートの種子が極端に不足する事態が起きました。

今回、世界的な天候不順で壬生菜の種子が入荷しない状態になっております。採種が上手くいかなかった。

1週間ほど前、契約農家さんから、年間で購入量をオーダーしている種苗会社から「本来入荷するはずの壬生菜の種子が入荷しないと言われた。このまま種子が入荷しなければ9月出荷から壬生菜はなくなります。」と連絡が入り、丹波野菜工房も壬生菜の種子を発注している種苗会社に確認したところ「今のところ入荷未定」という回答でした。このままいけば丹波野菜工房も同じく9月から壬生菜が出荷できない状態にります。

不思議な話ですが、壬生菜の種子が上手く採種できていないのは一か月以上前にはわかると思うのですが・・・・・

本来、㈲日本園芸(エム・ヴイ・エム商事の100%子会社)で、ある程度種子のストックをしているのですが、今まで、壬生菜の種子が入荷しないということはなかったため、ストックをしていませんでした。種子がなければ野菜を作ることはできません。考えれば怖い話です。

現状のパーセンテージは分かりませんが、野菜における種子の大半が海外の採種場で作られておます。世界的な天候異変が続き、野菜の種子が採種できなければ、種子の争奪戦がおき、日本の農業は崩壊するかもしれません。ただ、“コメ” だけは国が守っています。

今後は、各生産者が野菜の種子を採種すべきでは、ただし、採取も栽培面積以上いるので難しい部分はありますが、休耕地を使えばいいのでは(交配する可能性があるため、ある程度隔離された圃場でないと難しいですが、)素人がバカな事ばかりいってすみません。

壬生菜の成葉を作っている生産者は死活問題です。

早く種子が出てくることを願います。

 

共同研究

神戸大学農学部と共同研究をしております。

以前書いたと思うのですが、ある新聞に「ヘキセナールと言う物質をかがせると、ハウス内の温度が45度近くになっても野菜(軟弱物)がしおれない」という記事を読み、その研究をしておられる神戸大学農学部の山内先生に会って直接話を聞きたく、知り合いの元神戸大学農学部の先生に紹介して頂きました。

その後の事も前にブログに書きましたが、兵庫県農のイノベーション神戸大学・(株)ファイトクローム社(神戸大学とヘキセナールで共同研究をしている肥料の会社)と(株)丹波野菜工房で参加し、一年間、丹波の圃場を使って試験を行い、農のイノベーションの成果発表会で、実験の結果を発表、その後当社と共同研究を行うようになりました。

ヘキセナールの臭いはカメムシの臭いに似ており、自然界に存在する物です。葉を手ですりつぶすと独特の臭いがすると思うのですが、それがヘキセナールです。

なぜ、高温でも葉がしおれないか、ヘキセナールが蒸散作用を起こさせるからです。

ファイトクローム社の試験では、トマトの花落ちが高温時、ヘキセナールを嗅がせているハウスとそうでないハウスでは、嗅がせているハウスは花落ち30%、嗅がせていないハウスは70%の花落ちが確認されました。蒸散作用の気化熱でハウス内の温度が5℃も下がっていたのです。

ファイトクローム社は、昨年ヘキセナールを使った『すずみどり』と言う商品を世に出しました。知り合いのトマト農家さんに進めたら成果があり、今年も継続的に使っておられます。

エム・ヴイ・エム商事としては、ヘキセナールを使用した商品ではいですが、神戸大学とコラボしたベビーリーフを、近い将来世に出したいと思います。

 

発芽

7月に入り、日中の気温が38度近くなると外で働く農業と言う仕事は、過酷を極めますが、野菜にとっても非常に過酷な環境の中で栽培されています。

ビーリーフの場合、基準8㎝という事もあり栽培期間は夏場アブラナ科だと播種から収穫まで2週間程度です。冬場は丹波の場合45日ぐらいかかり極寒だと60日以上かかります。

今年7月の気温は昨年より2~3度高いと思われ、(データーを見たわけではないのですが、)昨年の栽培方法ではレタスは発芽しませんでした。覆土をしない蒔き方、水の管理、クールを上手く使いやっと発芽する状態、そこに行きつくまでに再三発芽しない状態が続きました。

ポイントは、ハウス内の気温をいかに下げるか、水の管理、クール(遮光ネット)の使い方、この3つの重要課題をクリアー出来れば、過酷な夏もレタス類(それ以外の品種も)立派に成長します。

丹波(今年は殆んどの生産者が苦戦)の場合は、まだまだ工夫が必要だと思います。

早く涼しく成れ、切実な願いです。