『あきない世傳金と銀』高田郁著、待望の十一巻が出ました。
このシリーズが出版されるたびにブログで書いてきましたので、あらすじは割愛します。
江戸 に店を構えた五鈴屋の女主人幸、色んな苦難を知恵と周りの人々に助けられて乗り越えていく、この小説に一貫して流れているのは「買うての幸い、売っての幸せ」
陰謀で呉服仲間から外され呉服を扱うことが出来なくなり、太物で店を守ろうとして染物師と力をあわせ新たな染物の技術を開発、そして店を大きくしていきます。
その技術を属している浅草太物仲間(総勢十五名)に無償で教え、そして、宝暦の大火のあと五鈴屋が考えた浴衣地に火の用心の絵柄を入れを太物仲間の店で一斉に販売することを提案、
尚且つ、不作で白生地が不足するなか直接産地から仕入れている店が太物仲間に融通し合い、無事販売にこぎつけます。
大火の後物価が上がりみんなが困っているなか、値を上げづに大火前と一緒の価格で売るんです。結果は大盛況、
これこそ「買うて幸い、売っての幸せ」を幸が貫いた場面、そして勧進相撲で力士たちが着る浴衣を頼まれます。・・・・・・
危ないとこでした。話はここまでにしときます。
これから読むのを楽しみにしている人がいるのに、まだ十一巻を読んでいない方、早く本屋へ、
『あきない世傳金と銀』をこれから読む人はいいですね感動を味わえて、私も時を置いて一巻から読みなおしたいと思ています。新たな発見をするために、