この時期、空いている路地にマルチをします。
この時期になぜマルチを張るのか、クリスマスシーズンは、顧客より通常の倍近く発注が上がります。
秋から冬にかけて気温が下がり、栽培日数も長くかかる為に圃場がたりません。それを補うのが路地で、どこの契約農家さんも冬場はハウスと路地栽培も行います。路地には10月から11月初めにかけてレタス類を中心に播種します。
近年、台風などで9月・10月の雨が多く、なかなか田圃や畑を耕運することが出来ずに播種が遅れ、クリスマス週に間に合わない(気温の問題もありますが)ことがあります。2年前より、丹波でもマルチをしていつでも播種できる準備をしております。
もう一つの利点は、マルチをすることによって雑草対策にもなります。丹波は透明のマルチシートを使用しており、雑草を何回か発芽させ枯らすことによって軽減させるのです。その為には条件があって、マルチをする土壌には多少水分があることです。
社長が作業をしております。
この子は今年1月に入社した25歳の若手です。この作業が一日中続きます。がんばれ!
別の日に作業した田圃、3反ほどです。
昨年よりマルチをする路地を倍近く増やして、冬場の準備をしていきます。
大きな台風や局地的な大雨でシートが捲れて飛んだり、浸水することがあるため、油断はできません。
生産者の方々は色んな状況を考えて準備をしております。それでも報われないことがあるのです。
仕事とはいえ頭が下がる思いです。