三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

差別の連鎖

『グリーンブック』という映画(1960年代のアメリカが舞台)、黒人ピアニストとイタリア系の運転手兼用心棒が、まだ差別の厳しい南部のコンサートツアーに出かけ、様々な出来事の中で徐々に相手を理解し、親友になっていく物語、アカデミー賞作品賞を取っています。

 

 

この中で南部の上流階級の人は、招待客として表面的には扱うのですが、トイレは外の掘っ立て小屋、控室は物置、コンサート開くホテルのレストランで食事をすることもできません。

黒人ピアニストが運転手(次第に親友になっていく)と言い合いになった時に言った言葉が印象的でした。

「金持ちの人は、教養人と思われたくて私の演奏を聴く、その場以外の私はただのニガー。それが白人社会だ」

今も黒人は差別されている。黒人だけではないアジア人も、コロナ以後、黒人もアジア人を襲うようになっている。差別の連鎖が起こっているんです。いつまで続くのか、

また。差別は人種問題だけではなく、男女間、職場の人間関係、様々なところで起こっています。

解決策は、ただ相手を認める。それだけだと私は思います。実はそれが一番難しい事なんですね。