三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

失敗ノート

私は、良く農家さんに栽培の失敗などは必ず文章で残すように言っております。

特に丹波野菜工房には、時系列にその時の内容を書き留め、データー化するように指導してます(偉そうですいません。)。

この夏は特に気温が高かったこともあり、発芽しなかったり、成長不良などがおこりました。私が考えるに一回目の播種で発芽しなかった場合は仕方がない、しかし、同じことを3回も繰り返すとこれは人災と考えております。

だいたい担当者に聞くと「昨年はこの栽培方法でうまくいっていた。」という言葉が返ってきます。これこそ「昨年の夏はこのやり方で成功したので今年も同じやり方でできる」と脳が判断して環境の変化に気づかなかったのが失敗の原因です。

毎年、栽培条件が違います。そこでデーター化した失敗ノートの記録からある程度その年の栽培で気をつけなければならない条件が読み解けると思います。(作業日誌で播種時の温度、打ち水の時間、播種、潅水の時間、などは残っておりますが、今までの失敗の記録が文章化されていない。これから蓄積していきます。)

人間は忘れやすい生き物です。仕事だけでなく日常の生活の中での失敗などを日記の形でもいいので残していけばどうでしょうか、

この事は、自分にも言い聞かせております。

特に農業のように毎年栽培条件が変わるような場合は、昨年の栽培方法を一度リッセとすることが非常に大事だとこの夏を通じて思いました。