三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

路地の播種

今年もクリスマス出荷それに続く年明けの出荷分として路地の播種が始まりました。

冬場におけるベビーリーフの栽培日数は、丹波の場合は、アブラナ科で30~40日(ハウス)春菊やふだん草などは気温によって60日近く、いやそれ以上の日数がかかりますので、どうしてもハウスだけでは収穫量を補いうことができません。

そこで路地を利用します。播種のアイテムは限られてきますが、(このことは毎年この時期にブログに書いております。)

クリスマス週の出荷が通常の倍になるのでいかに路地やハウスのベビーリーフの成長を合わせるか、生産者さんの腕の見せ所です。

だからこの時期は、天候に関する長期予想やカメムシの発生の頻度などを参考にしながら播種の時期を決めるのです。

丹波の場合は路地の面積が広いので播種した圃場のどれか当たればと、この時期から11月初めまで毎週播種をします。

それほど路地の面積を持っていない生産者は一発勝負ですから本当い大変です。

Yさんの農園は2年前、20年近くベビーリーフを作って初めてクリスマス週の出荷を外しました。今までカメムシの件は信じていなかったYさんは今年、「カメムシが多いので寒くなるから早めに撒く」とよっぽど悔しかったんでしょうね。

さて今年はどうか、