三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

考え方を未来に残す

「形じゃなく、考え方を未来に残す」昨日の続きになりますが、安藤忠雄さんが番組で言った言葉です。

安藤先生(あえて先生と呼ばしていただきます。)は建築家、「形を未来に残す」ということならすんなりと言葉が入ってきたのですが、

しかし、番組を観ているうちに先生が言った言葉の意味が解ってきました。正しいかどうかわかりませんが、先生が建築なされた建物には、彼の考えが詰まっているのです。

エントランス、階段、縁側、建物のすべてに彼の考えが詰まっています。

ですから施工主と折り合いをつけるのが大変みたいで、番組では幼稚園の天井に大きな空間を作ったのですが、そこにはガラスをはめないと先生は考えていました。幼稚園の方では雨がはいいてくるのでガラスを入れて欲しいという要望出したので、先生も要望を飲んだのですが、

縁側は、中の部屋と同じぐらいの広さを取っており、そこも雨が入り込んで園児が滑ってけがをするのでは、という理由で、ここもガラスか何かで仕切りを作ってほしいとまたまた幼稚園側は要望を出したのです。

先生は、子供達を自由に遊べる空間で多少痛い思いをしてもいいという考え方で広い縁側を作っており、この要望を拒否して、幼稚園側もそれを受け入れたようです。

これが考え方を残すということでしょうね。

子供を過保護に育ててはいけない。

先生はいいます。「可愛がられて家で飼った犬が、自然に放り出されて生きていけますか、」

今の子供たちは少子化ということもあり、本当に過保護に育てられていると孫を見ていて思います。

だからと言ってじぃじぃだけが厳しくしても・・・・・

「考え方を未来に残す」いい言葉です。私はまず考えることから始めなければなりませんね。