今日、日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた「DRIVE MY CAR」を観てきました。
淡々と物語が流れるていくのですが、人間の悩みや心の闇が、景色、風、光の濃淡、トンネル、トンネルから車が抜ける瞬間、などの映像ですべてが表現されており、(あくまでも私が感じたことです)上演時間は長いのですが、観ていても間延びがしない。
もう少し見ていたいという気持ちになったのは、演出の力でしょう。
もう一つ、アントン・チェーホフの「ワーニャおじさん」という戯曲が、物語の中心にあるので、文学的であり、哲学的な作品に感じた。あくまでも私が感じた意見ですが、この作品が評価されているのは上記の理由だと思います。
私みたいに、日本アカデミー賞を8冠とった作品だから観るというきっかけでもいいので、一度観て自分なりの感想を持ってもらったと思います。
次は映画の原作、村上春樹の短編を読もうと思います。
(実は、村上春樹の小説は苦手です。)