三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

種子会社

デトロイト(ダーク)・アルグラの種子を購入しているヴィランモンみかどの担当者が

当社担当者への引継ぎと私への最後(会社に残るので最後ではないですが)のあいさつに来社してくれました。

前身のみかど協和から取引を始めているのでお付き合いは15年ほどになります。

主にデトロイトのルビークイーンを仕入れていたのですが、現状、ルビークイーンの入荷が難しくダークのみの取引となっています。

担当者の話を聞くと、やはり「赤さび病」により検疫が通らない。検疫で通らなかった場合は全量廃棄、種苗会社が大きな損失を出すため輸入を控えるようになります。

悪循環ですね。

種子の輸入(90%以上)食糧防衛のためにも国内での採取を始めるべきではなかという話になり、種苗会社としてどう考えているのかと問うと「まず。今のところ価格が合わない、そして採取場を運営できる技術を持った人が少ない」と聞いて、

今まで農水省は何をやってきたのか、食料安保を信じて自国で種子も作ることができない。昨年、アメリカでは干ばつで思うように種子が採取されなかったと聞きます。

今後も気候変動が続きます。断言してもいいです。

そろそろ政治家や官僚の方々、目を覚ましてほしいですね。国民を飢えさせないでくださいお願いいたします。