昨日紹介した。『あきない世傳金と銀十」の中には非常に為になることがいっぱいあります。
その中の一つ、「胸中に成竹あり」という言葉が出てきます。
小説の中の文章を借りて説明すると「絵師が竹の絵を描く時、その胸の中に、描き上がった絵が既にある。せやさかいに、筆を取ったら迷いもなしに一気に書き上げることができる。」
よく映画を作るのに監督が絵コンテを作っるのもこの事だと思います。
商売も同じ、この言葉に付け加えて「秘すれば花」という言葉、世阿弥の書いた「風姿花伝」に出てくる言葉、これも小説の中の文章を借りて説明すると「人は思いもよらんさかい心を動かされる。せやかさい、先を見越されんよう演じなならんーーーーーーーこれは商売にも通じる話やったんやなぁ」
「胸中に成竹あり」は「秘すれば花」であると思うんです。
自分の思い描く商売は、心の中で温めて相手に気とられず。一気に動く、
言葉は、とても面白いです。悲しみ、笑い、勇気を与えてくれます。
私もいい言葉で家族、友達、会社の人たちに勇気を与え楽しい気持ちにさせてあげたいですね。
そのためにはもっといい本を読まなければ、