三宅基之のブログ

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過去を捨てる

「『定年格差』70歳でも自分を生かせる人は何をやっているのか、郡山史郎著

を読みました。

来年定年を迎えます。これは本章でいう形式定年、ちなみに後、自然定年と実質定年とがあり、自然定年は、プロ野球でいう体力の限界、実質定年は形式定年後に働き、やめる時の事を言うようです。

著者は、ソニーで子会社の社長や会長を務めた後、人材紹介会社を起業して現在87歳(執筆時)、これからも働けるだけ働くそうです。

その彼は65歳で会社を去ってから次の仕事を探すのに相当苦労されたらしく、

[その時に思ったのが、「過去の自分を捨てること」給料や役職や評価といった他人軸ではなく、いかに自分が誰かの役に立てるか、しっかりと働き続けられるか、にこやかに日々を過ごせるか、自分軸で充足感を得られるか。マインドセットをすることだと書いております。]

そこで重要になるのが好きなこと、得意なことを掘り下げることだとも言っています。

私に置き換えると、私は食品関係の会社で直接生産に係わっている部署で働いており、この仕事がけっこう好きです。

関連する資格などは積極的に取っており、自分なりに研修やセミナーを受けてアップデートを心掛けており、そこで得た知識を生産現場で生かしております。まだまだ勉強不足ですが、できれば続けていきたいですね。

この本は別に新しいことを書いている訳でもなく、先に定年退職した友達から聞いていた話をそのまま本で読んだような、という感想です。

人材紹介会社を経営している著者が、「50代、60代のキャリアを積んだ人でも求人はほとんどない」ということを書かれてました。

だからこそマインドセットの切り替えが必要なんですね。