丹波では10年ほど前からアルグラという品種が作りにくくなっていました。
特にここ数年は播種しても本葉が出てくる前に半分は消え、その後ほとんど消えてしまいます。いろんな事を試してきたのですが、結局状況は好転することはなく新たな解決策を探していたのですが、
九州のO社長に神戸に来てこの状況を見て「根に悪さしている塩基を食べる菌を作って送る」といってくださり、約束通り2ヶ月後に1反分だけですが菌体を送っていただきました。今のところ結果は良好、今までほぼできなかったアルグラが出来るようになると兵庫県ミックスに厚みが増します。
久々に観る光景、来週の収穫が楽しみです。
なぜ2ヶ月も菌体を作るのに掛かったか、それは、何十種類の菌体をブレンドして効果があるか試し、試験した結果がよかった菌体のみ送ってくれるので2ヶ月ぐらい待つのはあたりまでです。
ただ、オーダーメイドの菌体なので作るのにどうしても時間がかかるので全ハウスに投入するとなると最低1年はかかります。
しかし、出来なかったものが出来るようになるんです。すごいです。
フルボ酸の投入も含めて時間が掛かても圃場をもとに戻しましょう。
いつもの定点観測です。