三宅基之のブログ

エム・ヴイ・エム商事株式会社  生産管理課 三宅基之の毎日ブログ

市場の危機

神戸の湊川には西日本最大と言われる神戸新鮮市場があります。

神戸新鮮市場は5つの商店街からなり、全長1kmの間に生鮮野菜、鮮魚、果物、食べ物屋、パン屋、和菓子屋、ドラッグストアー・・・・・・ここで大体の物が揃います。

その中で、神戸新鮮市場の北側に位置するマルシン市場は私にとって特別な場所です。

マルシン市場には、小さいころ、よくおふくろと買い物に来てましたし、学生時代には年末にマルシンの中にある和菓子屋でバイトもしてました。

バイトは朝から鏡餅、丸餅を数えきないぐらい作るのですが、ほぼ完売、今では考えられないぐらいのすごい人出で、通り抜けるのに結構な時間がかかったと思います。

魚屋では正月用の鯛を「どんだけ焼くねん」というぐらい焼いており、その香ばしい匂いが市場じゅう

当然、暮れの29日、30日は夜の11時近くまで餅づくり、夜遅くなると店のオーナーがラーメンの出前を頼んでくれてそれを食べるのが楽しみでした。

そのラーメン屋は場所を変えてはいますがまだ営業しており、安くておいしいので昔は家族で、今は彼女と二人で時々食べに行ってます。

今のマルシン市場は店舗もまばらになり、毎年店を閉める件数が増えております。そして少子化も伴い老齢化もすごく進んでおり、はっきり言って人の往来が少なく、このままいけばあと5年もするとマルシン市場自体がなくなると私は危惧しております。

     

いろんな対策を商店街でしてきましたが、ほとんど効果がなかったといっていいかもしれません。

彼女は、マルシン市場にある乾物屋でしか乾物は買いません。確かに塩鮭なんかは、スーパーが取り扱うものより数段美味しいです。値は少し張りますが、

出来るだけ、家族で利用していく以外ないですね。時の流れは残酷です。